早朝から草刈マサオ

 朝の5時半から山の畑の草刈をした。1年ぶりにはびこったススキや雑草が生い茂っている畑がものの見事に刈り取られて行く。田舎では、草刈のディスクも様々だ。素人用に超鋼金を刃先に施した製品もある。私は、8年前に「ここら辺の花きりのプロが使っていますよ」と聞いてなじみの農機具屋で購入した40の刃を持つディスクで刈り取った。
 実に良く切れるが、敵は石と鉄だ。モノラックの支柱に使われている鉄パイプにいかに触れずに草を刈るかに腐心した。
 近所の訃報があってM家のSさんが82歳で他界した。母と同級生だ。広川町のセレモ広川で通夜があり、私は区長の役割で「線香立て」をした。33番のご詠歌にそって線香を立てていく役目だ。これで2回目なので直径20センチほどの灰坪に33本の線香を立てるなど朝飯前だ。むしろ、何の意味もなく33番を聞いているより早かった。
 それともうひとつ、葬儀を仕切ってくれたS方丈が「亡くなられた午前中に枕経を唱えさせてもらった」との報告があった。
 さらに、なぜ枕経をあげるかと言うと「人間は死んでも耳は24時間耳は生きている」という医者がいるという。「お経を上げてあげるから良く聞いて西方浄土に行きなさいよ」いうことらしい。