「おめえみたいなやつにはあいつの爪の垢でも煎じて飲ませてやりてえ」などという言葉が昔にはあった。

 出来の悪い弟子に、その店の手代が発した言葉だが、今日はちょっと違う。

 

 左右の爪の長さが違う。左は、肉を切らないところまでギリギリに切る。右は、約2ミリを残して、全体を丸くする。

 そのあと、両方ともヤスリで磨いて仕上げる。つまりはギタリストのピックなのだ。

 

 この年になると、伸びた爪が簡単に割れることが多い。でも、ギターを買ってからは爪にマニキュアを塗って強化しているので、割れることもなく、とにかく美しい。

 て、自分で言うか?