納得したわけじゃないが

 ゴルフ練習を2階でしているが、時折、打球の方向性を見たくて吉備インターゴルフに出かける。ここは、10時までは入場料不要で、いきなり打席に入って打てるのだが、今日は10時ギリギリに入ってカードを入れたらエラーが出た。

 受付には女の子が一人いるだけで、原因を調べてもらったら「カードの磁気が飛んでしまっている」とのことだった。

 あらあら、5年ほど前に同じ現象が出て、その時の対応があまりにも冷たかったので、その後は近づかなかったが、しばらくしてこの女子が呼び出したのは、今も変わらない当時のオーナーだった。

 当時は、2枚のカードを持っていて、確か5千円と3千円のカードだった。どちらも使用途中だったが、カードには残量の穴が刻印されていて、5千円のカードはほぼ満杯近く残っているにもかかわらず「これは使えません」と2枚とも却下されたので「せめて今日の分だけでもサービスしてくれ」と言ったら、100球だけ用意してくれた。

 この一件で気分を害し「あの対応は絶対おかしい」とずっと思いつつ、広川インターゴルフに通っていたが、ここが廃業したので仕方なく通い始めたが、不快感は残っていた。

 さて、今日はどういう対応をするのかと興味深く思ったが、案外と穏やかで、5年前の件を話すと丁重に謝罪して、すぐさま今日の分として100球余りを出してくれて、カードの残量を別の廃棄前のカードで200球分をくれた。

 しかし、今日のように1球5円だったら1000球分あるわけで、決して当時の対応まで帳消しにする気はない。5千円分の権利を購入し、利用者の意図に反してその履行が不可となった場合には、いかなる理由があっても販売者の責務は問われるべきだと思うのだが。