東海大相模が頂点に

 判官びいき仙台育英に勝たせたかったが故原貢監督の育てた同校が地力を発揮して「東北地方に初の優勝旗を」という悲願達成は叶わなかった。
 今年の甲子園を見て高校野球のレベルの高さを改めて実感した。投手力、攻撃力、戦術など私たちの時代から半世紀を経て隔世の感は否めない。解説者も「レベルは大学生のもの」と言っていたがそのとおりだと思った。
 それにつけても清宮フィーバーが甲子園の観客動員数を圧倒した。連日4万人を超える高校野球ファンがアルプススタンドを埋め尽くした。やはり日本人の心をとらえて離さない何かが高校野球にあるのかもしれない。暑かった夏も、これで秋風が吹き始め季節の移ろいを残して行く。