2.26事件

 2.26事件発生の日だとマスコミは報じた。昭和11年、閉塞する我が国の将来を危惧した国粋主義青年将校たちが日本の政界の中心をなす首相の岡田啓介侍従長鈴木貫太郎、大蔵大臣の高橋是清らの殺害を目論んだ事件であった。結局、反乱は数日後に平定され首謀者の15名が死刑になっている。その後、日本は太平洋戦争への道を進んでいる。彼らの命がけの行動は何だったのか今も謎である。
 ところで、今の日本はどうだろうか。当時は欧米列国によるプレッシャーであったが、今日は中国を初めとするアジア諸国の台頭によって経済的なアジアナンバーワンの座も危うくなっている。ある意味で当時と同じような状況と言えるのではないか。
 「どじょう」の野田内閣では心もとないが、大物ウナギが出現するまでは任せるしかないのだがこの窮状の日本国を救済するウナギ候補は誰なのか。今のところ具体的な名前は浮かんでこない。