ツユアカネの人工受粉に用いる南高梅の花粉を、会員の5人で南部までもらいに行った。
梅研に着くと担当のJ氏が待ち構えてくれていて、そこから15分ほど離れた南部町高城というところの農家の放棄畑に案内してくれた。予想していた辺鄙なところとは裏腹に、高城郵便局のすぐそばの平坦な畑だった。
老木は、2年前から放棄されて剪定の跡がなかったが、花は十分ついていて、皆で集めたテボに8杯ほどの花や蕾から、葯取り機を通して、ほぼバケツ一杯の葯を採取することができた。
その葯は、今二階の部屋で「室温20℃」に保つためエアコンの設定温度を27度まで上げて乾燥させている。
去年は、エアコンの設定温度を20度にセットしておけば大丈夫だろうと思っていたが、室温は15度にも満たなかったのだろう。24時間後も湿っていたが、22時の今はすでにサラサラになりつつある。